日本で中古車の個人売買が流行らないワケ
こんにちは。
今日もいつものように中古車サイト巡りをしていたのですが、その中で「海外では中古車ってどういうルートで買ってるんだろう」と、ふと疑問に思いました。法律とか消費税とか色々違うし、多分日本みたいな「サイト巡り→車発見→中古車屋とかで買う」とかとは違うんだろうなー、と思いつつも、ちょっと気になったので調べてみました。
日本の中古車購入ルート
リクルート調べ(2015年)によると大体こんな感じ。ちょっと古めのデータですが、参考として。
- メーカー系販売店:約34%
- 中古車専業店:約32%
- 自動車修理工場:約11%
- その他:約22%
ほとんどが販売店などで買っているという現状。例に漏れず自分もそのうちの一人です。
一方海外ではどうかというと・・・
個人売買のシェア率が圧倒的らしい。
(統計データは見つけきれず…。でも確かにNCISとかの海外ドラマで「for sale」とか書かれた車をよく見た記憶。)
ただ「海外の中古車個人売買シェア率」なるデータは発見したので、参考までに↓
海外の中古車個人売買シェア率
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イギリス:約80%
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ドイツ:約80%
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インド:約60%
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アメリカ:約60%
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韓国:約40%
・・・めっちゃ流行ってます(笑)
特にイギリス・ドイツ、8割って。
またお隣韓国でも結構流行っているのはかなり意外。
でも、そもそもなんでこんなに流行っているのか不思議。
そして日本だけなんで時代に取り残された感があるのかも不思議…(笑)。
まぁ流行っているのには何か理由があるのは当然なわけで、調査開始。「海外 個人売買 流行る 理由」でググったらすぐ出てきました。色んなサイトで様々に解説されていましたが、大きくまとめると下のような感じ。
- 海外では個人売買の際に消費税がかからない&中間業者を通さない=安い!
- 海外ではサインのみで車両登録手続きが済む=楽!
さらにまとめると、「安い!」「楽!」ってことですね。
まぁ確かにどこの国でも「安さ」「楽さ」は嬉しいもんで、特に海外ではそのあたり敏感なところもあるのでしょう。(韓国とか)
でも「安さ」「楽さ」を重視するのは日本人も同じはず。なぜ日本では個人売買が流行っていないのか、さらに調査。
なんだか色々不安要素があるようですが、ざっくりまとめると・・・
- 信頼できる車かどうか不安(取引でトラブルが起こらないか不安)
- 車両登録等の手続きが面倒
というところがデカイようです。
私自身そこまで敏感な方ではありませんが、確かに「車の個人売買」と聞くと、「取引相手が変な人だったらヤダな」ぐらいの恐怖感はあります。ただこれについては海外も一緒なわけで・・・。日本人は色々と繊細な人種なんですかね?
でも次の「手続きの面倒さ」については納得。公的手続きは海外と比べると必要書類も多いし、待ち時間も長いんですよね。土日対応外の窓口とかもありますし。
「つまり、日本では今後も個人売買は流行らない」?
・・・難しいところですが、必ずしもそうとは言い切れません。
特にメルカリの流行。今では学生さんとかでも使っている子が多いですし、私が学生の時にあれば多分格安ジャンク車パーツとか買って部屋に並べて、悦に浸っていたと思います(笑)。
一時期ヤフオクとかも流行っていましたが、それを上回る流行具合。確実に個人売買文化自体は着々と根付いているような気がします。
さらに最近では、中古車の個人売買仲介サービスなるものも登場。あんまり認知度は無いようですが、「面倒な手続きは全てプロにお任せ!」という優れもの。手続きの面倒さからもオサラバです。
このように、日本でも「個人売買」という文化について徐々に海外ナイズされてきているとも言えます。なので、「今後日本でも個人売買が流行る可能性は十分ある」と言えるのではないでしょうか?
↑特に中古車の個人売買仲介サービスについては、あとは認知度さえ広がれば・・・という印象。
実際のところ私も今回調べてみるまで、日本で中古車を個人売買を仲介するサービスがあること自体知りませんでした。(単にアンテナが鈍いだけかもしれませんが・・・)
最後に、現在日本で提供されている中古車の個人売買仲介サービスについていくつかご紹介して終わりとします。
オートインフォ
車のプロフェッショナルが個人売買の仲介を行っているサイトです。トラブル無く取引できるうえに、手続き等も代行可能。さらに登録車両が非常に多いため、目当ての車も見つけれられると高評価のサイトです。
CARNNYマーケット
こちらも同じく車のプロフェッショナルが個人売買の仲介を行っているサイトです。トラブル無く取引できるうえに、手続き等も代行可能。気になる方はチェックです。
では、また。